
転職を考えています。転職エージェントを使ってみようかと思うんだけど、メリット・デメリットをきちんと押さえたいです。また、転職で失敗したくないので、そのためのコツも教えてください。
こういったお悩みにお答えします。
転職エージェントを使うメリット


求職者である我々が転職エージェントを利用するには、8つのメリットがあります。
- 無料で利用できる
- 希望条件にマッチした求人を探してくれる
- 知らなかった業種や分野を知れる
- 市場価値を知れる
- 非公開求人に応募できる
- 書類作成の手間を削減できる
- 面接対策を徹底できる
- 条件交渉をしてくれる
それぞれ解説します。
無料で利用できる
転職エージェントは、求職者であれば無料で利用できるというメリットがあります。
無料で利用できる理由は、転職エージェントは人材を求める企業側から報酬が支払われるためです。新たな人材が欲しい企業と我々求職者がマッチングして無事内定となれば、企業が転職エージェントへ「人材を紹介してくれてありがとう」と報酬を渡す仕組みです。
無料で利用できるからこそ我々求職者は、複数のエージェントに登録し、自分にあった担当者やエージェントを見つけられるというワケです。
希望条件に合った求人を探してくれる
エージェントの担当者に希望する職種や条件をあらかじめ伝えておくことで、自分に合う求人をピックアップしてくれるのも大きなメリットです。
エージェントを使わずに転職活動をする場合、求人探しに最も時間を使うと言っても過言ではありません。転職活動はいかに効率よく良い企業に応募するかが肝ですが、多くの人は求人探しのフェーズでペースダウンしてしまいます。


であれば、はじめから転職エージェントに希望を伝え、自分が仕事をしている間に求人のピックアップを済ませてもらえば効率アップできるでしょう。
知らなかった業種や分野を知れる
転職エージェントを利用すれば、自分が思ってもいなかった業界や分野を知れるメリットが発生します。
特に社会人経験が浅い方に多いのですが、「自分はこの職業にしか向いてない」という狭い主観に縛られているケースがあります。それでは仕事選びの幅も狭いうえ、本当にその職種が合っているかどうかさえ疑心暗鬼に陥ることもあるでしょう。
しかし、転職エージェントに相談することで、自分が希望する職種と自分の能力がマッチしているかを客観的に把握してもらえます。加えて、「こういう職種も合いそう」と自分では思いつかなかった分野を紹介してもらえます。
これにより、自分の可能性を広げつつ、広い視野を持って求人探しに臨めるでしょう。
市場価値を知れる
転職エージェントを利用する何よりのメリットは、自分の市場価値を客観視できることです。
転職エージェントは何十、何百の求職者を見てきたプロのキャリアアドバイザーです。それらの経験と知見をもとに、あなたが現在の市場でどれくらいの価値があるのか、給与水準や次はどんなキャリアを広げるべきかなど、それらを適切に判断してくれます。
市場価値を知れるということは、自己分析も一緒にしてくれるということ。自分では気づかない強みや他者との違いを、転職エージェントに客観視してもらって把握しましょう。
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非公開求人に応募できる
転職エージェントでは、非公開求人と呼ばれる一般的に大っぴらにされていない仕事を紹介してくれる場合があります。
新しい人材が欲しい企業が「人材を探していることを他社に知られたくない」「条件がマッチした人材のみ欲しい」という要望があると、非公開求人ができます。非公開求人の多くは、求職者にとって条件が良い場合がほとんどです。
非公開求人を多く扱うリクルートエージェントやdoda(デューダ)はマストで登録しておくと、そういった求人に出会える確率が高まるでしょう。
書類作成の手間を削減できる
転職で手間になる必要書類の準備で楽できるのも、エージェント利用のメリットです。
- 履歴書
- 職務経歴書
上記は応募企業が多いほど、比例して作成するボリュームも増えていきます。書類作成にいちいち手間をかけていては、転職活動に避ける時間が減ってしまいます。
そこで役立つのが転職エージェントです。転職エージェントは、「応募先がどういった人物を求めているのか」を知っており、それを踏まえた書類作成のアドバイスをしてくれるため、書類審査通過の確率がアップします。
加えて、「誤った方法で書類作成を進めて時間を無駄にした」ということもなくなるので、効率的に転職活動を進められるでしょう。



なかには職務経歴書の書き方のテンプレートを配布してくれるエージェントもあります。書類作成の時間を減らし、職種研究や求人探しの時間を増やせるように工夫しましょう。
面接対策を徹底できる
転職エージェントは、企業が求める人物像をふまえたうえでの面接対策を実施してもらえる強みがあります。
「企業に適した面接対策をしてもらう→フィードバックで反省・練習→2度目の面接対策」というフェーズを繰り替えることが、転職活動の成功には効果的です。
これは完全にエージェントによりますが、優秀な担当者がついてくれた場合は「〇〇さんが推薦してくれたこの人材なら安心だろう」という箔がつくこともあります。



僕はWEB上で面接対策を実施したのですが、話し方やその内容だけでなく、しぐさや細かい癖までをフィードバックしてもらえました。しかもたった1回の練習だけで。
企業とのやりとりを仲介してくれる
企業とのやりとりを仲介してくれるのは、エージェントを利用する大きなメリットです。
- 採用面接の日程調整
- 給与などの条件交渉
- 内定後の段取り(入社日の調整など)
上記は転職エージェントが主に仲介してくれる内容ですが、いずれも個人で実施するには非常に手間。「自分が仕事をしている間に勝手に済ませてくれたらな…」、これを叶えてくれるのが転職エージェントです。
特に「条件交渉」「入社日の段取り」など、ここら辺をすべてお任せできるのは非常に大きいでしょう。ただ企業から内定を貰えるようにアドバイスするだけではなく、求職者が最大限良い条件で働けるように努めてくれるのです。
総合型エージェントはこの3つで決まり!
リクルートエージェント
→業界最大級で、どの年齢層でも使える絶対に外せない転職サイト。僕もここから登録しました。
マイナビエージェント
→こちらも業界大手の転職サイトで非常に有名。大手のなかでは、20~30代に向けたサポートが充実しています。
doda(デューダ)
→とにかく求職者が求めるコンテンツを多数実装しているのがdoda。向いているキャリア、自己PR発掘などの診断サービスがアツい。
第二新卒特化型エージェントはここ!
マイナビジョブ20’s
→第二新卒向けの総合型エージェント筆頭。マイナビエージェントとは異なり、20代にだけ特化した求人が特徴ですね。
UZUZ
→台頭してきた第二新卒向け転職エージェント。求人数では若干大手に劣るものの、ブラック企業を排除した洗練された求人とIT転職に強い点が特徴。
DYM転職
→職歴が浅い第二新卒・フリーター向け。未経験人材の育成を前提とした異業種転職に強く、過去の僕に紹介したいエージェントNo1。
転職エージェントを使う際の注意点


転職エージェントを使う際の注意点を以下に羅列します。
- エージェントの言うことを完全に鵜呑みにしないこと
- すべてが自分に合った求人とは限らない
- 複数のエージェントから同一求人に応募できない
詳しくは下記の記事で詳しく書いていますが、何よりも大事なのは「エージェントの言うことを完全に鵜呑みにしないこと」です。
たしかに転職エージェントは多くの求人数を保有していますが、逆に保有している数が多いからこそミスマッチな企業を紹介される可能性が0ではありません。また、悪質な担当者の場合、成功報酬狙いでわざとそういう求人を紹介させられることもあります。
こちらの記事では、転職エージェントの注意点について詳しくお伝えしつつ、上手に使い倒す方法を解説しているのでぜひ読み進めてみてください。
▼関連記事
20代・第二新卒がエージェントを使い倒して転職を成功させる方法
転職エージェントを使う前に3つの質問に答えてみて!


転職エージェントを使用するまえに、以下の3つの質問の答えを考えてみましょう。
- 転職を考えた理由は?
- その理由は今の仕事では解決できない?
- それらを誰かに納得性を持って話せる?
これらの質問に答えられないのであれば、まだ転職は早いかもしれません。目的がないまま今の仕事を辞めたり、感情ベースで行動したりすると、仮に転職に成功しても「なんか違うな」「失敗した」と思う可能性があります。
それでも「自分は転職するんだ!」「明確な理由がある!」という方は、ぜひ下記で紹介する転職エージェントを利用してみましょう。いずれも登録は数分で完了します。
総合型エージェントはこの3つで決まり!
リクルートエージェント
→業界最大級で、どの年齢層でも使える絶対に外せない転職サイト。僕もここから登録しました。
マイナビエージェント
→こちらも業界大手の転職サイトで非常に有名。大手のなかでは、20~30代に向けたサポートが充実しています。
doda(デューダ)
→とにかく求職者が求めるコンテンツを多数実装しているのがdoda。向いているキャリア、自己PR発掘などの診断サービスがアツい。
第二新卒特化型エージェントはここ!
マイナビジョブ20’s
→第二新卒向けの総合型エージェント筆頭。マイナビエージェントとは異なり、20代にだけ特化した求人が特徴ですね。
UZUZ
→台頭してきた第二新卒向け転職エージェント。求人数では若干大手に劣るものの、ブラック企業を排除した洗練された求人とIT転職に強い点が特徴。
DYM転職
→職歴が浅い第二新卒・フリーター向け。未経験人材の育成を前提とした異業種転職に強く、過去の僕に紹介したいエージェントNo1。