なんとなくここまで生きてきたけど、このまま今の仕事や生活を続けててもいいのかな。
そもそも、結局自分がやりたいことって何だったのだろう。今からでもやりたいことがわからない悩みを解消できるのかな
こういった悩みにお答えします。
※この記事はベストセラー書籍「転職の思考法」で紹介されたエッセンスを参考に執筆しております。通常の書籍版と漫画版の2種類があるのですが、個人的には漫画版が非常にわかりやすくスラスラと入ってきました。とはいえ、書籍版には、漫画版では収まりきらなかった濃い内容が詰まっています。僕はどっちも買って読みました。気になる方はぜひ
結論：99％の人は、明確なやりたいことなど持っていない
結論、人間の99％は「成し遂げたいこと」「具体的な人生のゴール」などの明確なやりたいことを持ち合わせていません。
なぜなら僕らは、やりたいことではなく環境や状態に重きを置く「環境・状態重視タイプ」だからです。
どういうことか？まずは、人間には2つのタイプがあるところから知っていきましょう。
【全体の1％】やりたいこと重視タイプ
“やりたいこと重視タイプ”とは、その名の通り「何をするかという明確な目的・目標」に重きを置いて行動する人間です。具体的には、下記のようにやりたいことが明確になっている人物を指します。
やりたいこと重視タイプの例
・会社を改革したい
・人の役に立つサービスを開発したい
・世の中を変える商品を作り上げたい
「挑戦」「夢を掴め」のような成功哲学系のジャンル書籍を書いている人たちは、やりたいこと重視タイプに該当しますね。
やりたいことが明確なので、困難や壁にぶつかっても、それを自力で乗り越えていく地力があります。
【全体の99％】環境・状態重視タイプ
”環境・状態重視タイプ”とは、「こんな環境で過ごしたい」「こういう人間になりたい」など、自分の環境や状態に重きを置く人を言います。具体例として、下記のような考え方を持つ人を言います。
環境・状態重視タイプの例
・尊敬できる上司のもとで働きたい
・なんでも許せる寛容な人間になりたい
・社会に縛られずのびのびと暮らしたい
このタイプは、環境や状態に重きを置く性質を持っているので、そもそも「明確な目的や具体的な将来像」を持っていないことが多いのです。また、「今この仕事を続けてていいのかな」「自分は今何がしたいのだろう」と悩む人種でもあります。
つまり、大多数の人間はそもそも「成し遂げたいこと」という大それた目標なんて持ち得ないのです。
環境・状態重視タイプがやりたいことを見つける方法
なんとなく自分が環境・状態重視タイプであることはわかった。けれど、私たちはやりたいこと重視タイプのように具体的な「やりたいこと」は見つけられないの？
こういった疑問が浮かぶと思います。
僕たちは「こうなりたい、ああいう環境に身を置きたい」という強いこだわりがあり、これは彼ら”やりたいこと重視タイプ”にとっての「やりたいこと」と同義。
つまり、そのこだわりを達成するために、「何をやるべきか？」を考えて実行することこそが、僕たち環境・状態重視タイプの「やりたいこと」なのです。
難しいなという方は、とりあえず今から紹介する2ステップを読み進めてみましょう。
ステップ1.理想の環境・状況を思い浮かべる
あなたはどのような状態にあれば、どのような環境に身を置ければ幸せだと感じるでしょうか。まずは簡単でもいいので、ここから考えてみましょう。
理想の環境の例
会社で働くことは嫌いじゃないが、たまに起こる理不尽な業務やクソみたいな人間関係で悩むのはもうこりごりだな
↓
じゃあ、社会から離れた働き方をすればのびのびと働けるよな
↓
そういう働き方をするなら、自分が好きな「文字を綴る仕事」がしたいな
↓
クライアントを介さずにライティングで稼ぐならブログだな
上記はあくまで例ですが、「こういうことがしたい」をどんどん広げることで、自分が理想とする状況や環境が見えてくるのではないでしょうか。
ステップ2.それに対してやるべきことを考える
さて、自分がなりたい状況や環境を思い描いたら、それを達成するために「何をするべきか」を考えてみましょう。
理想の環境を達成するために何をすべきかを考える
クライアントを介さずにライティングで稼ぐならブログだな
↓
やるべきことは、ブログ運営を開始すること
↓
ブログ運営に必要なスキル(SEO・セールスライティング・アフィリエイト・ブログ運営方法)を勉強すること
先ほどの紹介した例の続きで考えてみました。
このように、僕たち環境・状態重視タイプでも、やるべきことを満たせば「なりたい環境や状況（ある種のやりたいこと）」がわかったのではないでしょうか。
「やりたいことがわからない」を卒業しよう
自分のやりたいことが見えてきたことで、「今の仕事やスキルのままではだめだ」、そう思う方もいるのではないでしょうか。
- 今の職場のままで良いのか
- スキルアップはどうしたら良いの
最後に、上記の2つの軸をもとに、いまのあなたに必要な行動を一緒に考えていきましょう。
まずは今の職場が最適かどうかを考えよう
今の職場に在籍し続けることで、あなたのなりたい状況や環境は目指せますか。
1年後、2年後、はたまた5年後、10年後。どうでしょうか。
もし理想とする環境が手に入らないそうなのであれば、仕事を変えることが良いかもしれません。
ただし、勢いで転職をしてしまうと後悔する可能性があります。無料の転職エージェントに「今のやりたいこと」と「転職に理想が満たせるのか」といったキャリア相談をしてもらってから、行動した方が良いかもしれません。
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スキルアップが必要かも考えてみて
今の職場で過ごしたまま、独学でスキルアップを図るのも一つの手です。
ただ、「独学で勉強をはじめても挫折すると思う」という方もいますよね。そこで読んでもらいたいのが以下の記事です。
何かに挑戦を始め、それを継続するために実際に僕がやっていることをまとめています。また、スキルアップが図れるおすすめの方法も紹介しているので、きっと役に立つはず。
まとめ：「やりたいことがわからない」と悩む前に、理想の環境や状態を想像してみて
僕たち99％の人間には、明確なやりたいことなど持ち合わせていない。僕たちは、理想とする状況や環境のために何をするかを考え、実行していく必要がある。これがある種の、僕たちの「やりたいこと」なのかもしれない。
この記事が少しでも参考になったら幸いです。
※この記事はベストセラー書籍「転職の思考法」で紹介されたエッセンスを参考に執筆しております。通常の書籍版と漫画版の2種類があるのですが、個人的には漫画版が非常にわかりやすくスラスラと入ってきました。とはいえ、書籍版には、漫画版では収まりきらなかった濃い内容が詰まっています。僕はどっちも買って読みました。気になる方はぜひ
